2012年最初の動画は正月恒例のスポーツに関する自動車事故動画です。
そう、箱根駅伝。

「車関係なくね？」と思われるかもしれないが、
ランナーだけでなく、白バイ等の警察車両、伴走車（マスコミ車、運営管理車など）が走ってますよね。

今回の動画は、監督を乗せている運営管理車が主役。
2011年（第87回）箱根駅伝5区で起きた自動車事故（人身事故）です。


5区山登り区間で、6位争いをしている国学院大学・城西大学のランナーの後ろから追走する運営管理車が、カーブでやらかします。0分40秒くらいから。

さらに、わき見なのか居眠りなのか、分析してみたよ。

酷いですね・・・。
2台のセダンのうち、先頭のセダンが沿道の観客に突っ込んでます。
箱根駅伝好きなので、色々細かく分析してみた（笑）

[ドライバーが悪い]
最初に書いておくと、事故を起こしたのは国学院大の監督を乗せた車。事故車を見るように通過した車は恐らく城西大の監督を乗せた車です。

また、ドライバーは大学とは関係なく、車種メーカー系の社員が運転しているとの情報もあります。

いずれにせよ、事故を起こした運転手が悪いのであって、大学やメーカー批判は見当違いだと思うのです。


[事故の状況]
事故状況はニュースになってますので、簡単にまとめてみる。
神奈川県警小田原署によると・・・

神奈川県箱根町塔之沢の国道1号線で2011年1月2日12：35頃に発生。
箱根駅伝に出場中の国学院大の監督らを乗せた乗用車が加害者。
時速15kmほどで、ランナーの十数m後方を走行中。
沿道の左側にいた観客と接触して、50代の男性3人がいずれも足に軽傷。
現場は片側１車線の緩い右カーブ。

事故を起こした男性ドライバーの話
「反対車線の沿道（右側）から応援している観客が飛び出してくる気配があったので、とっさに左にハンドルを切ったら、ぶつかってしまった」


[居眠り運転？わき見運転？]
動画を見る限り、左にハンドルを切っていない、つまり、運転手の話がすでにアレなわけで、推測するしかありません。

個人的には、わき見運転だと思うが、居眠り運転の可能性を検討した後で、わき見運転にした理由を書いてみる。

まず、居眠り運転の可能性について。
監督がスピーカーでしゃべりまくってウルサイのが運営管理車だけど、教員が喋りまくる授業で寝た経験を持つ人も多いし、電車内でも寝る人も多い。

さらに、居眠り運転に陥りがちな条件が揃っている。
・時速15～20kmと低速でダラダラと運転（最終的には1時間20分前後）。
・目の前の光景は沿道の人だかりとランナー他というワンパターンなわけです。
・わき見運転であるなら、監督他が「おいヤベーぞ！」と言った時（言ったはず（笑））にブレーキやハンドル操作で反応できるはず。
・寝起きなので、何が起こったか分からずフリーズ。


[脇見運転と考える最大の理由]
条件は揃っているけど、わき見運転だと推測する最大の理由は走行距離。
事故現場の塔ノ沢付近は、5区始まって約7km程度（千歳橋で6.4km）らしい。

たった7km、時間にして20分弱の運転で居眠り運転をするだろうか？

監督他が「ヤベーぞ！」と言ったかは不明だし、
フリーズはパニックになったからとも考えられる。

なので、沿道やランナーを見ててわき見しちゃった、
というのが真相な気がしている。

そして不運なのが、国学院大学。
10区ゴール前で寺田選手がコース間違えたりするなど、
色々ハプニングに見舞われた箱根駅伝でしたね。


[今回の自動車事故での教訓]
・カーブでわき見運転は致命的
・低速（渋滞等）運転の時でも、油断しない（＝わき見をしない）
・事故った時に行動を妄想しておく
・事故時には速攻で対処する